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1. Esteja perto de Mim
「カンボジア子どもの家」代表の栗本英世さんとの付き合いは、もうずいぶん長くなる。
一緒にいくつものイベントを開催した。彼を通して、カンボジアにおける人身売買や
臓器移植の話を聞かされて大きな衝撃を受けた。(「映画「闇の子供たち」はこの問題について取り上げている)
カンボジアに必要なのは物やお金ではなく教育だと言う。彼は企業や団体に頼らず、あくまでも個人の力で
継続できる支援を呼びかけ続ける。そして、現地の人が自ら立ち上がる力を持てるようにひたすら学校を作るのだ。
栗本さんは言う。「困っている人を簡単に助けちゃいけない。ボランティア活動が助ける側の人の
自己満足になってはいけない。その人のことを本当に大事に思うなら、ただそばにいてあげて欲しい。
そして一緒に涙を流して欲しい」と。
私はそのことばにリアリティーを感じ、この曲を作った。あえて軽く聴き流せるラブソングにした。
「Esteja pert de Mim」は、「そばにいてほしい」の意味。そばにいてほしい相手は誰でもいいわけじゃない。
どこの誰かもわからない相手からお金や物が届くだけというのは、「愛」とは関係がないように思うのだ。
「愛するということは、その対象に対して何らかのリスクを負うこと」だからだ。
かといって、誰かに何かを説いて聴かせる気はない。そんな歌じゃない。その人なりのラブソングとして
聴いてもらえたらそれでいい。気持ちよく聴いていただければ十分。
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